ダイビングで使うドライスーツって?ウエットスーツとの違いを大解剖!

更新日:2023.04.12.Wed   投稿日:2020.01.28.Tue

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ドライスーツとウェットスーツの違い

ダイビング初心者にとって、ダイビングで着るスーツ選びは非常に重要です。たとえば、いきなりエア抜きが難しいドライスーツを選ぶと潜ることが難しくなるなど、ダイビング自体に支障をきたしてしまう可能性もあります。

ここではそうした失敗を避けるために、初心者でも使いやすいスーツはどんなものか、その選び方のポイントをご紹介します。

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ドライスーツの種類

ドライスーツは大きく分けてネオプレーンタイプとシェルタイプがあります。それぞれで特徴が異なるため、ダイビング時の水温や着心地によって使い分けましょう。
ここからは、ネオプレーンタイプとシェルタイプそれぞれの特徴をご紹介します。

ネオプレーンタイプのドライスーツ

ネオプレーンタイプは、日本で最も一般的なドライスーツで、日本で使用されているドライスーツの8割はネオプレーンタイプといわれています。
ネオプレーンタイプのドライスーツは日本では主流のため、さまざまなデザイン・サイズが発売されています。そのため、好みに合うデザインや、自分の体型に合った製品を見つけやすいとされています。自分好みのデザインが見つからない場合や、体型にジャストフィットするドライスーツを着用したい場合には、オーダーメイドでオリジナルのドライスーツを作ることもできます。
また、価格としても幅広い価格設定になっておりますので自分のご予算にあった物を購入することが可能です。

ネオプレーンタイプは、ネオプレーンゴムの中の生地に、ジャージを貼った生地が使用されています。そのため、スーツ自体に保温性があることにより保温効果が高く、薄めのインナーでダイビングが楽しめる他、水温の低い場所でもダイビングを楽しむことができます。

シェルタイプのドライスーツ

シェルタイプのドライスーツは、日本では見かける機会が少ないものの、海外では主流となっているドライスーツです。日本では主に作業ダイバーや、プロダイバーが着用しています。販売しているショップが少なく、販売していても比較的高い価格設定です。また、オーダーメイドを受け付けているショップが少なく、既製品から体型に合った物を探す必要があります。
そんなシェルタイプは、レインコートに似た防水素材で、スーツ内に水が侵入しにくいという特徴があります。一方でスーツ自体に保温機能がないため、ネオプレーンタイプに比べると保温性が劣り、インナーを着こまなければなりません。

気になるドライスーツの価格相場

国内製造で修理やメンテナンスなどのアフターサポート体制が定評の「World Dive」の2022年ドライスーツカタログで価格相場をご紹介します。

・ネオプレーンタイプのドライスーツは184,250円〜309,100円
・シェルタイプのドライスーツは280,500円〜367,400円

ネオプレーンタイプに比べてシェルタイプは価格が高い傾向にあります。ただ、身体全体を採寸して作るフルオーダーの費用や、付属品として専用バッグ、インナー、アンクルウェイト、リストバンドなどが必要になるので、詳細はダイビングショップで確認しましょう。

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ドライスーツ購入までの流れ

ダイビングに欠かせないドライスーツは、どのような流れで購入するのでしょうか。一般的な購入手順を確認しましょう。

1.ダイビングスタイルに合わせて素材・厚みを決める

まずは、良く潜る海域やシーズンなどを元に、海水温に合わせた素材・厚みを決めます。例えば、冬に潜る機会が多いダイバーは、保温性を上げるために厚みを出した方が良いでしょう。関東近海や西日本海域では、10月頃から6月頃までの約9ヶ月はドライスーツのシーズンなことと、厚みも3.5㎜の生地が主流です。

2.カラー・デザインを決める

次に、自分好みのカラーやデザインを選びます。最近では、カラーバリエーションが豊富で、好みに合ったカラーやデザインを選びやすくなっています。

3.全身30ヶ所以上のサイズを採寸

カラーやデザインが決まったら、男性は34カ所、女性は37カ所を採寸します。ドライスーツは体にジャストフィットしなければなりません。ただし、締めすぎるとダイビング中に苦しくなるため、あまり締めすぎないように測ることが大切です。正確に採寸できるように、プロに任せましょう。

4.支払い~受け取り

ドライスーツが完成したら、オーダーメイドにかかった金額を支払います。
発注から届くまでの目安は約2週間です。完成の連絡が来たら受け取りに行きましょう。なお、受け取りの際には保管方法を聞き、ご自宅で大切に保管ください。

修理・メンテナンスを考慮しましょう

ドライスーツはネットでも注文できます。しかし、ネット注文の場合、試着もできず採寸は自分で行うため不安が残ります。特に採寸はプロに任せて正確に測った方が良いでしょう。
また、ダイビングショップでオーダーすれば、購入後の修理・メンテナンスもお願いできて安心です。可能な限り、ダイビングショップで直接購入することをおすすめします。

購入後の保証内容や保証期間はダイビングショップによって違いますので、必ず確認をするようにしましょう。

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ドライスーツに関するよくある疑問

ダイビングにはさまざまなアイテムが必要ですが、安全に楽しむために欠かせないドライスーツ。そんなドライスーツに関して、さまざまな疑問が浮かぶ方も少なくありません。そこでここからは、ドライスーツに関する疑問の中でも、特に多い疑問についてお答えします。

ウエットスーツだけじゃダメ?

特に多い疑問が、「本当にドライスーツは必要なのか?」というものです。ウエットスーツだけでも問題ないと思う方も少なくありません。しかし、年中通してダイビングを楽しみたい方や、寒い海域に潜る際は、ドライスーツは必須です。
ウエットスーツのみでも問題ない環境は、海水温が23度以上となる夏の短い期間のみ。7月から9月までの約3ヶ月しかありません。水温が低い時期や海域で潜る機会があるダイバーは、ドライスーツを購入しておいた方が良いでしょう。

レンタルのドライスーツじゃだめ?

ダイビングアイテムの一部はレンタルでも問題ありません。しかし、ドライスーツは体型にフィットしたサイズでなければ、ダイビング中に水が入るなどのトラブルになりかねません。
レンタルのドライスーツは体にフィットしていないため、締め付けが強くて苦しい、緩すぎて水が入るなど、さまざまなトラブルの原因になります。
また、体の動かしやすさにも影響するため、ダイビングの上達への影響も懸念されます。
これらの点から、ドライスーツはレンタルではなく自前の物を使用しましょう。

ドライスーツはなぜ高額なの?

ドライスーツを購入しようとショップへ行くと、高額な製品がほとんどで驚いた方も多いのではないでしょうか。
ドライスーツが高額な理由は、生地の厚みや性能が影響しています。生地には既存の大量生産品もあれば、オリジナルの生地を使用している場合もあります。生地によって温かさだけでなく、耐久性やダイビング中の体の動かしやすさも違います。
安いドライスーツは、量産品のため体にフィットしにくい場合があります。
体に合っていたほうが圧倒的に使いやすいため、多少高額でも体型に合うドライスーツを選びましょう。

ドライスーツは使いこなすのが難しいって聞いたけど?

ドライスーツはエアコントロールがあるため、ウエットスーツに比べて慣れるまで難しいと感じる方も少なくありません。
ドライスーツは、空気をうまく抜くことで快適に使用できます。ダイビング前にしっかりと空気を抜いておく、水中でも深さが変わるような場面ではしっかりと空気を抜くようにしましょう。
エア抜きは初めは難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。
スーツの種類によっては空気の抜きやすさが変わりますので、より快適にご使用いただくことができるものもあります。

ドライスーツは買ってからどれくらい使えますか?

ドライスーツは耐久性が高く、正しくメンテナンスをすれば何年でも使えます。一般的には、月に一回程度の頻度でダイビングをすると、5〜10年は使えます。
なお、快適性が落ちた時が買い替え時です。

サイズが合わなくなったらどうするの?

店舗によっては、サイズを再調整してくれる場合もあります。まずは店舗でサイズの再調整が可能かを確認しましょう。
多少の体型の変化はドライスーツの厚みによって調整できます。

脱いだ後のお手入れ方法は?

ドライスーツの耐久性は、脱いだ後のお手入れも大きく影響します。正しく手入れをして、少しでも長く使用できるようにしましょう。脱いだ後のお手入れ方法を簡単にご紹介します。

1.ダイビングを終えたらスーツを着たままシャワーを浴び、スーツ表面の海水を洗い流す
2.スーツを脱いだら裏返しにし、5〜10分干す
3.表に返して干し、完全に乾かす
4.ファスナーに潤滑剤を塗る

ドライスーツの保管方法は?

ドライスーツを保管する際は、ドライスーツ専用のハンガーを使用しましょう。ドライスーツ専用のハンガーであれば、スーツの肩部分に負担がかからないほか、ネック部分にしわができにくくなります。また、運搬時は必ずファスナーを閉め、ファスナーが破損しないように注意しましょう。

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