ダイビングのマスク選びは超重要!選び方のコツを伝授

更新日:2023.04.12.Wed   投稿日:2020.04.09.Thu

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マスクは一眼タイプと二眼タイプの2種類

ダイビングマスクは大きく分けて、一眼タイプと二眼タイプに分けることができます。一眼タイプはマスクが真ん中で分かれていないもので、二眼タイプは真ん中で分かれたものです。

一眼タイプはレンズ全体の面積が大きいため、しっかり視野を確保することができます。ただ一眼タイプのマスクはどうしてもマスクの内容積が大きくなるため、一度中に水が入ってしまうと、うまく水を出して視野を保つことができないというデメリットもあります。

最近はレンズと顔の距離を狭めることで内容積を少なくした一眼タイプも生産されていますので、一眼レンズを選ぶときは内容積をチェックしておくことも大切です。また近眼や老眼用の度付きレンズには交換することができません。

二眼タイプは一般的に一眼タイプと比べると内容積が小さくなるのが特徴です。また度付きレンズへの交換もできます。二眼タイプのほうが一眼タイプに比べると多くの種類があるので、デザインにこだわりたいという人にもおすすめです。

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マスクはこう選ぶ!マスク選びのポイント


一眼タイプと二眼タイプ、2つの違いを踏まえたうえで、どのようにしてマスク選びをすればよいのでしょうか。マスク選びをするときに注意しておきたいポイントを紹介します。

フィット感を確認①:人に確認してもらう

マスク選びをするときに一番重視したいのがフィット感です。フィット感が悪いと常に違和感があるうえに、マスクの中に水が入ったり曇ったりしてしまう可能性が高く、安全・快適にダイビングを楽しむことができません。

フィット感を確認する方法のひとつに、人に確認してもらう方法があります。人に確認してもらうときは、まずマスクを着用します。その状態で、レンズに入ってしまった水を出すとき(マスククリア)の要領で、マスクの中央を押さえてみましょう。その状態で下から人に覗いてもらって、隙間があるかどうかをチェックしてもらいます。

フィット感を確認②:自分で確認する

フィット感を自分で確認する場合も、まずマスクを試着します。マスクをつけたら、ストラップを前に回して、鏡を見ながらマスクのスカートの縁の部分がしっかり顔に当たっているかを確認しましょう。しっかり当たっていることも大切ですが、痛かったり違和感があったりする場合は、フィットしていないのでおすすめできません。

見た目で確認したら、マスクを顔に当てた状態で鼻から息を吸って、手を離してください。この状態でマスクを軽く引っ張ったり、顔を左右に振ってみたりしてもマスクが落ちないのであれば、しっかりフィットしている証拠です。

デザイン性もマスク選びをするときのポイントにはなりますが、気になるマスクをこの方法でいくつか試してみて、一番しっくりくるものを選ぶとよいでしょう。

視力が悪い人は度つきのレンズに

マスクをするのだからコンタクトのままでよいのでは、と考える人もいるようですが、マスクに水が入ってコンタクトが外れてしまうと、急に視野が確保できなくなるのでとても危険です。視力が悪い人は必ず度つきのレンズを選びましょう。ただ水中は陸上と光の屈折が異なるため、水中のほうが見えやすくなります。ですから、視力0.6以上であれば度つきにする必要はありません。

度つきのレンズはオプティカルレンズと呼ばれます。各メーカーで各度数の既製品が用意されているので、度数が合うのであればそれを選ぶとよいでしょう。試着は陸上で行いますが、陸上ではっきり見えるレンズを選んでしまうと水の中に入ったときに見えすぎてしまい、快適にダイビングを楽しむことができません。試着で少し見づらいと感じる程度の度数を選ぶのがコツです。

既製品で度数が合わない場合や、老眼・遠視・乱視の場合は処方箋をもらってレンズを作成することになります。このような場合でも二眼タイプのマスクであれば、レンズの交換は簡単に行えます。

■コンタクトでのダイビングの注意点

おすすめのメーカーは?

それでは最後にダイバーからの人気が高いおすすめメーカーを紹介します。

AQUA LUNG (アクアラング)

AQUA LUNGは、独自のアドバンストフィットテクノロジーを採用しています。
テクスチャ状の特殊表面加工シリコーンスカートは驚くほど肌にぴったりフィットし、内容積が小さいため、マスククリアも容易に行えます。
初心者向けのマスクも扱っていますが、もちろんベテランダイバーでも満足できるモデルも販売しています。

他の2つと比べると、比較的購入しやすい価格帯のマスクが多いのも特徴です。

GULL(ガル)

GULLはダイビンググッズメーカーとしては老舗のメーカーです。すべての製品は東京にある自社工場で製造されていて、マスクは日本人にフィットしやすいように設計されています。GULLは既製品で度つきマスクも製造しており、度数が0.5刻みになっているので、自分にぴったりの度つきレンズも見つけやすいです。

TUSA(ツサ)

TUSAは、マスクはもちろん、ダイビングに必要なさまざまな機材を製造し、世界80ヵ国以上のダイバーたちに愛用されている日本のブランドです。TUSAから2018年に発売されたFreedom Technology with Fit Ⅱは、摩擦を最大限に抑えた肌触りのよさと優れたフィット感があり、人気のある商品のひとつです。

適切なマスクを準備してダイビングを満喫しよう

ダイビングに必要な器具にはさまざまなものがありますが、マスクは快適にダイビングを楽しむには必要不可欠な器具のひとつです。安全にダイビングを行ううえでも、海の中の世界をクリアな視界で楽しむためにも、マスク選びは慎重に行いましょう。今回紹介した内容を参考にして、自分にぴったりのマスクを選んでください。