国内唯一の淡水&高所ダイビングポイント「本栖湖」
更新日:2026.07.22.Wed/投稿日:2026.07.22.Wed

目次

ダイビングと言えば海に行くことが当然となっているかもしれませんが、実は、海以外にも川や湖などの淡水域、淡水と海水の混じる汽水域でのダイビングもあります。
今回は、日本で淡水ダイビングと言えばココ!と言われる、「本栖湖」でのダイビングをご紹介します。
海でのダイビングの違いや、魅力をお伝えできればと思いますので、ぜひご覧ください。

本栖湖ダイビングの魅力

「本栖湖」は、山梨県にある富士五湖の一つです。大自然に囲まれており旧千円札や旧には本栖湖と富士山、湖に写る逆さ富士が描かれています。
透明度が非常に高く、好条件の時には透明度20mになることもあり、本州にある湖では最高の透明度です。
また、標高902mにあるため、国内唯一の淡水&高所ダイビングのポイントとなり、アルティチュード(高所)ダイビングが可能となっています。

水底は、泥に近いような性質の砂地と、864年の富士山大噴火で流れ出た溶岩帯でできています。神秘的な水中景色と、海では見られない独特の地形や、太陽光が差し込む水中風景を楽しむことができます。
また、フナや、ウグイ、ナマズ、ヒメマス、ニジマス、コイ、オイカワ、ハゼ類などの魚や、外来種スジエビなどの甲殻類など、海とは違う淡水の生き物を観察することができます。
本栖湖のダイビングポイント

ホーンテッドマンション
おそらく、本栖湖で一番有名なダイビングポイントです。
ここには10mを超える巨大な木が枝が付いたまま沈んでおり、迫力のある水中風景が見られます。沈木にはコケがうっすら生えており、本栖湖独特の水の青さと相まって、不思議な雰囲気の景色を見ることができます。

スポーツセンター前
砂地に30mを超える大きな気が横たわっており、さらに奥には富士山噴火で流れ出た溶岩帯が広がり、溶岩帯と沈木の両方を楽しめるポイントです。

トンネル下
ここは富士山から流れ出た溶岩帯が広く楽しめるポイントです。
夏には水深によって温度差ができ、サーモクラインを観察・体感しやすくなります。エントリー付近の浅場には水草が映え、涼しげな風景が広がります。

沈木の林
名前の通り様々な丸太の沈木が横たわるポイントです。沈木の他にも、大きな岩が点在しているため、ワイド好きのダイバーには特に人気があります。
さらに、ずっと昔に沈んだ車が沈んでいて、水中写真撮影も楽しいポイント。冬は道路が規制されていて、潜ることができません。

本栖湖のダイビングスタイル

本栖湖では動力船の規制があり、ほとんどのダイビングポイントはビーチエントリーになります。
ビーチポイントは8つあり、各ポイントまでは、車で移動していきます。
海と違いほとんど波が無いので、エントリーしやすい環境です。
本栖湖ダイビングのシーズナリティとベストシーズン
本栖湖は年間通してダイビングが可能ですが、標高が高いため気温が低く、水深12mくらいから水温が急に冷たくなり、真夏でも水温15度以下になるため、年間通じてドライスーツでのダイビングがオススメです。
透明度や水温の関係で、8~10月がベストシーズンと言われます。

初夏(6〜7月):水温14〜20度、透明度8〜15mで本格的なダイビングシーズンが始まります!
盛夏(8〜9月):水温20〜24度、透明度8〜12mで最も賑わってきて水が青くなってくる時期です!
秋(10〜11月):水温14〜18度、透明度12〜20mで透明度が上がってきて魚の群れを楽しめるシーズンです!
冬(12〜3月):水温4〜8度、透明度15〜25m。水温が最も低いため、防寒対策が必須となります。

本栖湖ダイビングを目指すステップアップコース

本栖湖でのダイビングは、波が小さく、海と違い潮流がほとんど無いため、それほど難しくはありません。
ただ、水底の砂が泥質のため少しのフィンキックでも巻き上がりやすく、なかなか沈みにくい性質があります。そのため、浮力調整や、バランスが上手く取れない方は、水底付近でのフィンキックが多くなってしまうため、要注意です。「PADI PPBSPコース」で浮力の調整をしっかり練習しましょう。
また、本栖湖は真夏でも水深を深くとると水温が15度以下になります。そのため通年ドライスーツを使用してのダイビングが推奨されます。
ドライスーツでのダイビングをしたことが無い方、まだドライスーツでのダイビングに慣れていない方は、「PADIドライスーツSPコース」でドライススーツダイビングの練習をしておくのがオススメです。
本栖湖ダイビングで必要な講習

本栖湖は標高902mにあります。標高300m以上の場所で行うダイビングをアルティチュード(高所)ダイビングと言います。
標高が高い場所ではダイビングを始める前の気圧が海抜0mとは違い、低くなっています。そのため、減圧症を防ぐためのダイブプランを調整する必要があります。また、高所では淡水ダイビングになるという部分も気を付ける必要があります。
・高所ダイビングの手順
・高所ダイビングプロフィールの計算方法
・高所ダイビングで起こりうるトラブルの予防と対処法
・淡水での適正ウェイトと浮力コントロール
などの知識を身に付け実施していく、「PADI アルティチュードダイバースペシャリティーコース」の受講が必要になります。

本栖湖へのアクセス
本栖湖へは車の利用が便利です。都内から約2時間半、名古屋からは約3時間半ほどの時間となります。
お車が無い場合は、電車とバスでの行き方もあります。
富士急行線「河口湖駅」もしくは、 JR東海道新幹線「新富士駅」から、富士急行バスで「本栖湖」バス停へ。バス停からは現地サービスや宿の送迎がお願いできます。
<東京ー本栖湖>
<名古屋ー本栖湖>
本栖湖のダイビングサービス

本栖湖ダイビングサービス
住所:山梨県南都留群富士河口湖町本栖111
営業時間: 8:00~17:00
定休日:不定休
施設:駐車場、更衣室、シャワー室、トイレ、休憩所(室外、室内)、器材洗い場、器材干場完備
室外の休憩スペースには、ハンキングチェアもありダイビングの休憩ものんびりできます。
ダイビングの他、SUPやヨガなどのアクティビティーも体験可能です。
浩庵
住所:山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926
営業時間:8:00~20:00
定休日:無し(キャンプ場など一部あり)
ダイビングの他、本栖湖畔でのキャンプ、キャビン(コテージ)、宿泊、ウォーターアクティビティ、エコツアーのサービスを提供しています。
本栖湖の宿泊施設・食事処
本栖湖周辺には、山梨の郷土料理や、ジビエを食べることができる飲食店がいくつかあります。

松風
ここは、鹿肉を使った鹿カレーが非常に有名です!!他にも、スモークや竜田揚げ、スープなども食べることができます。
宿泊施設もあり、ここで開催するBBQは、鹿肉を堪能できます。BBQで鹿肉を食べれるのは、本栖湖ならではなのでぜひ行った際は、鹿肉を食べてみてください。

湖仙荘
山梨の郷土料理、ほうとうやワカサギフライ定食が名物です。
本栖館
和・洋レストラン。お土産屋さんも兼ねており、本栖湖土産はこちらで。
まとめ
本栖湖は、日本では数少ない高所ダイビングができるポイントです!迫力満載の沈木や溶岩帯など、海では見ることができない魅力的なポイントがたくさんあります!
陸の風景も、天気がいい日や季節によって、富士山の背景が変わりとても美しい日本の象徴を見ることができます。
ぜひ、皆さんも富士山の麓でダイビングをしてみましょう!

