Cカードの指導団体ごとの違いは?講習の内容を合わせてご紹介!

更新日:2025.10.01.Wed   投稿日:2021.06.20.Sun

ダイビングライセンス取得キャンペーン

最初に取得するCカード(ダイビングライセンス)の指導団体ごとの違いとは?

PADIオープンウォーターダイバーのCカード

スキューバダイビングを始める際に、「何から始めればいいの?」「どのライセンスを取ればいいの?」と悩む方は多いです。そんな初心者の方に向けて、最初に取得するべきCカード(ライセンスカード)の種類について分かりやすく解説します。

Cカードとは、各ダイビング指導団体が発行しているライセンスのことで、国際的に通用する「ダイバー認定証」のようなもの。指導団体によって名称や講習内容に若干の違いはありますが、世界的に最も普及しているのがPADIの発行する「オープンウォーターダイバー」です。今回は、認知度が高いPADIとSSIのコースを説明します。

PADIオープンウォーターダイバー

Cカード(ライセンスカード)の種類

PADIの「オープンウォーターダイバー」は、初めて取得するCカードとして最も一般的で、世界中の海で通用する資格です。このライセンスを取得することで、水深18メートルまで、バディ(2人1組)でのダイビングが可能になります。

講習は「学科講習」「プール(限定水域)講習」「海洋実習」の3ステップで構成され、通常3〜5日ほどの日程で、ダイビングを安全に楽しむための知識とスキルを身に着けていきます。

基礎をしっかり身につけるにはプール講習が重要です。プール講習では、安全な環境で基本スキルを繰り返し練習できるため、海での実践に自信が持てるようになります。

SSIオープンウォーターダイバー

SSI(Scuba Schools International)も、世界的に認知されているダイビング指導団体のひとつで、PADIと同等の「オープンウォーターダイバー」ライセンスを発行しています。認定範囲も同じく水深18メートル、バディでの自主ダイビングが可能です。

SSIではデジタル教材が中心で、PADI同様に学科講習をオンラインで受講することができます。自宅や通勤中に、スマホやタブレットを使った学習が可能です。

PADIと比較して、ライセンス取得時の料金がやや割安なケースが多く、コストパフォーマンスを重視する方に人気です。ただし、スクールによって交通費や施設利用料などの追加費用や、ステップアップする際に高額になるケースがあるため、信頼できるスクールを選ぶことが重要です。

スクーバダイバーとは|オープンウォーターとの違い

PADIやSSIでは、時間や体力に不安がある方のために「スクーバダイバー」というエントリーレベルの簡易ライセンスも用意されています。このライセンスは最大水深12メートルまで潜ることができますが、オープンウォーターダイバーと違って必ずインストラクターの引率が必要です。

講習内容はオープンウォーターと共通ですが、講習日数が少なく済み、費用もやや抑えられます。たとえば、海外旅行中の短期間で取得したい場合や、まずはお試しでライセンスを取得してみたいという方には向いています。

ただし、自主的にダイビングすることはできないため、将来的にバディ同士で潜りたい場合は、ステップアップしてオープンウォーターダイバーへ移行することが前提になります。

【関連記事】ダイビングライセンスの費用はいくら?内訳と相場を紹介【2025年最新】

最初のCカード取得で大切なのは、しっかりと基礎を学ぶこと。基礎をおろそかにすると、せっかく美しい海に潜っても、ストレスやトラブルで景色を楽しめない…ということになりかねません。

だからこそ、最初のステップであるオープンウォーターダイバーの講習は、丁寧なスクールで受けるのがおすすめです。

ステップアップのためのCカード(ダイビングライセンス)講習とは?

最初に取得するCカード(ライセンスカード)の種類とは?

スキューバダイビングを続けていくと、水中写真を撮ったり、野生の生物を観察したりするために、さまざまな海に潜ってみたくなるものです。しかし、ダイビングライセンスにはランクやレベルがあり、それぞれ活動できる範囲や水深に制限があります。

たとえば、PADIオープンウォーターダイバーでは水深18mまでしか潜れないので、さらに深いディープダイブや沈没船、流れのある海域でのダイビングには別のトレーニングが求められます。そこで必要になるのが、ステップアップのためのCカード講習です。

ここでは、代表的なステップアップライセンスであるPADIアドヴァンスドオープンウォーターダイバーを中心に、BSACやSSIの同等ランクとの違いも紹介していきます。

PADIアドヴァンスド・オープンウォーターダイバー

Cカード(ライセンスカード)の種類

PADIの「アドヴァンスド・オープンウォーターダイバー(AOW)」は、オープンウォーターよりも幅広い環境でのダイビングが可能になるステップアップライセンスです。水深は最大30mまで潜ることができ、ナビゲーション、ディープダイブ、ナイトダイブ、ドリフトダイブ、沈没船など多彩なダイビングに挑戦できるようになります。

この講習では5つのアドベンチャーダイブ(テーマ別の実践講習)を経験し、より実践的なスキルを習得します。講習期間は通常2〜3日と短く、1泊2日のダイビング旅行で受講できます。

SSIアドバンスドオープンウォーターダイバー

SSIにはPADIのアドバンスと同等の位置づけとなる「アドバンスド・アドベンチャラー」というプログラムがあります。構成は非常に似ており、5種類のスペシャリティダイビングを行うことで、最大水深30mまで潜れる認定を受けられます。

大きな違いは、PADIでは5回のダイビングを伴うAOW講習後に正式な「アドヴァンスド・オープンウォーターダイバー」としてCカードが発行されるのに対し、SSIでは「アドベンチャラー認定」は中間ステップとして扱われ、4つのスペシャルティコース修了と合計24ダイブの条件を達成した際に正式なアドバンスド・オープンウォーターダイバーの認定が行われる点です。

BSACアドバンスダイバー

イギリス発祥の指導団体BSACには、PADIのアドバンスと同等レベルのステップアップとして「オーシャンダイバープラス」や「スポーツダイバー」があります。これらは、BSACオーシャンダイバー資格を持つダイバーが、水深20mや30mまで潜る技術や知識を身につけるための追加講習です。

BSACアドバンスドダイバーは、BSACスポーツダイバーの上位に位置づけられるステップアップ資格で、自立した計画・判断・チーム運営能力を養うコースです。

ステップアップコースは、スクールによっては最初にライセンスを取得する時の費用と比べると5倍以上にもなるケースがあるので、「アドバンス取得までの総費用」の説明を受けておくと安心です。

【参照】BSACスポーツダイバーの取得料金について

宮古島の海底洞窟ダイビング

実際に多くのダイバーがアドバンスを取得しています。理由としては、「沖縄や海外への旅行で有名なダイビングスポットを楽しみたい」「与那国島の海底遺跡や宮古島の海底洞窟で潜りたい」「水中写真が上手に撮れるようになりたい」など、「ダイビングを始めたきっかけ」を実現するために取得する人が非常に多いです。

マレアはゴールドCカードが発行可能なPADI加盟店

マレアはゴールドCカード(ライセンスカード)発行可能なPADI加盟店

PADIでは、通常はCカード(ダイビングライセンス)の色はブルーなのですが、5つ星ダイビングスクールと認定されている場合にのみ、ゴールドのCカードが発行されます。

これは、質の高いダイビング講習を受講したという証明にもなり、海外旅行先でCカードを提示した際にゴールドCカードだと安心してもらいやすいという点を覚えておいてください。

ダイビングスクールマレアは全国に11店舗あり、そのすべての店舗がゴールドCカードを発行可能なPADI5つ星ダイビングスクールとして認定されています。

また、PADIオープンウォーターダイバーのCカード講習だけではなく、ステップアップの為のCカード講習の種類も充実しており、開催可能な講習の種類、開催実績はまさに世界トップレベル。

マレアでは、お客様一人一人に向き合い、アドバイスだけに留まらず、ステップアップ講習のご提案、そして開催に至るまで、フルサポートを行っています。

まとめ

プールでレスキューダイバー講習

Cカードの取得は、基礎スキルを身につけるためのプール講習に力をいれており、ステップアップのためのCカード講習の種類が豊富なダイビングショップで始めることがベストです。

ダイビングは毎回新たな発見の連続です。アクティブにダイビングをしている方々も毎回違う表情の海に感動しています。様々な環境でダイビングを楽しむためは「アドバンス」のCカード(ダイビングライセンス)講習の受講は欠かせません。

もちろん、ステップアップの為のCカード講習の種類はアドバンス講習だけではなく、スペシャルティ講習やレスキュー講習、ダイブマスター講習、中にはインストラクターまでステップアップする方も珍しくはありません。

ご自身がやりたいダイビングスタイルに合ったステップアップ講習を受講するには、ダイビングショップのインストラクターに聞いて、アドバイスをもらうようにしましょう。

ダイビングスクール マレア
PADIインストラクター
津田 智美

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