ダイビングフードの必要性とは?選び方や被り方を解説

2021.09.29.Wed

ダイビングフードとは

ダイビングフードというのは、ダイビングの時に頭に被るアイテム全般のことです。フードの多くは、ダイビングスーツと同じ種類の素材で作られています。そんなダイビングフードは、形状によって主に3種類に分けられます。

インナーにフードが付いたフードベストタイプ

フードベストタイプは、ウェットスーツの中に着るインナーとフードがつながっている形状のダイビングフードです。頭部だけではなく、体の保温もできるため重宝します。

頭と首を覆うフードタイプ

フードタイプは、頭と首だけを覆う形状のダイビングフードです。フードだけのため、フードベストよりも保温性は劣りますが、着脱は楽だといえます。

キャスケットタイプ

キャスケットタイプのダイビングフードも販売されています。通常のキャスケットと同じような形状に、水中でも固定できるようにバンドが付いています。フードの圧迫感が苦手な方にぴったりです。

ダイビングフードはなぜ必要?

ダイビングフードはなぜ必要?

なぜダイビングフードを被る必要があるのでしょうか。ダイビングフードが必要とされている理由について詳しく解説します。

体温低下を防止するため

1つ目の理由は、体温の低下を防ぐことです。水中では、陸上と比べておよそ25倍のスピードで体温が奪われると言われています。そのため、ダイビングスーツを着用して体温低下を防いでいます。
しかし、それだけでは足りません。体の熱のほとんどが頭部から逃げてしまいます。頭部は皮膚が薄く脂肪も少ないため、フードを被って保温しなければなりません。
体温が低下したら、人間は体を震わせて体温を上げようとします。その結果体力が奪われてダイビングを安全に楽しめなくなるため、頭部の保温は非常に重要です。

本州の海でダイビングをする場合、11月~4月には被ることをおすすめします。水温的には、20度を下回ったら着用しましょう。
沖縄でダイビングを行う場合、基本的には通年フードを被る必要がないと言われていますが、沖縄でも20度より下回れば着用することをおすすめします。

頭を守るため

2つ目の理由は、頭を守ることです。海の中は広いですが、岩や器材などに頭をぶつける危険性があります。フードを被っていれば、クッションの役割となって衝撃を緩和してくれるでしょう。

また、クラゲなどの毒をもつ水中生物からも頭を守ってくれます。さらに、紫外線や海水による頭皮や髪へのダメージを軽減できます。
海の中では思わぬ怪我をする可能性があるため、フードを被ることでしっかりと予防しましょう。

髪の毛が邪魔にならないように

フードを被らずに水中を進んでいると、髪の毛がフワフワと漂って邪魔になるかもしれません。髪の毛によって視界が遮られるという危険性もあります。
そこでフードを被れば、長い髪の毛も収納できて快適にダイビングを楽しめます。

ダイビングフードを選ぶときのポイント

ダイビングフードを選ぶ時には、主に3つのポイントを意識しましょう。どの形状のフードでも厚さとサイズはチェックする必要があります。
フードベストの場合は、着脱しやすいかどうかも重視することをおすすめします。

厚さ

ダイビングフードの一般的な厚さは2.5mm~3mm程度です。寒冷地では、より保温性の高い5mm程度のフードも着用します。水温によって適切な厚さのものを選びましょう。
フードベストの場合は、上からウェットスーツを着ることを考慮に入れて選びましょう。

サイズ

フードもウエットスーツやドライスーツと同様に既製品サイズの物も販売されていますが、可能な限り、フルオーダーサイズでご自身のサイズにぴったりになるように採寸して購入することをおススメします。肌への密着度が高まるほど保温性も高まって、フードの効果を最大限発揮できます。

既製品をお選びする方は必ず試着をして、サイズを確かめてから購入するようにしましょう。

【フードベストの場合】ファスナー・ベルクロ付き

フードベストタイプは頭部と胴体が繋がっている形状なので、特に着脱が大変です。保温性を高めるために肌に密着しているため、1人では脱ぐことが難しい場合もあります。

着脱の簡単さを重視する場合は、フロントや脇部分にファスナーやベルクロが付いているタイプがおすすめです。

ダイビングフードの被り方

ダイビングフードの被り方

ここからは、ダイビングフードの被り方を解説します。それほど難しくはありませんが、髪の毛を挟まないように注意する必要があります。フードベストの場合は脱ぎ方にコツがいるので、自宅で練習してもいいでしょう。

頭と首を覆うフードの場合

頭と首だけを覆うフードタイプの場合は、被った後にフードの外に出ている髪の毛を内側に入れ込みます。髪の毛が出ているとマスクに挟まる可能性があるため、注意しましょう。

さらに、前髪も忘れずに入れ込む必要があります。海水によって髪の毛が傷まないように、フードで頭部全体を覆って守りましょう。

そして、フードの上からマスクを付けます。この時、フードがマスクのフチの下に入らないように調整することが大切です。

フードベストの場合

フードベストは、十分な保温効果を得るために体にぴったりと張り付くようなサイズを選ぶ必要があります。しかし、保温性が高い代わりに着脱しにくいため、コツをつかまなければいけません。

フードベストの着方は2パターンあります。1つ目は、ベストの裾とフードを外側にめくって着用する方法です。外側にめくったまま着用し、その後に、裾を元に戻して裏返していたフードを被れば完了です。

2つ目は、身に付ける前にフードベスト全体を裏返す方法です。まずは頭を入れましょう。その後ベストの腕部分に外側から腕を入れて、体を起こしつつバンザイのポーズをとれば完了です。

脱ぐ時は、最初に片腕だけを脱いで下からめくるようにバンザイのポーズをとります。そして、もう片方の腕も脱いだら頭を抜きます。

女性におすすめ|フードを被るときのヘアアレンジ

女性におすすめ|フードを被るときのヘアアレンジ

髪の毛が長い場合、髪の毛が邪魔になってフードを被りにくい可能性があります。そんな時はヘアアレンジを工夫するのがおすすめです。
フードを被る時のヘアアレンジで大切なのは、少し低めの位置でまとめることです。できるだけコンパクトにまとめましょう。

たとえば、低めの位置でおだんごを作ればフードを被りやすいでしょう。

  1. 耳より下の位置でポニーテールを作る
  2. 毛束を三つ編みにする
  3. 三つ編みを1で使ったヘアゴムに巻きつけておだんごを作る

ダイビングフードを被るときの注意点

頭から熱が逃げないようにするために、ダイビングフードは頭部にしっかりと密着しています。耳にもぴったりとフィットするため、人によっては耳抜きをしにくくなる可能性があります。

まれなケースですが、どうしてもできない場合は耳とフードの間に隙間を作るなどの工夫を行いましょう。また、耳を覆わないキャスケットタイプのフードを選ぶのがおすすめです。

ダイビングフードを被って安全にダイビングを楽しもう

ダイビングフードを被ることで、頭から熱が逃げて体温が低下することを防げます。また、水中生物による怪我や紫外線によるダメージからも守ってくれます。そのため、ダイビングを安全に行うためには欠かせないアイテムだといえるでしょう。
さまざまなタイプや厚さのものがあるため、水温に合わせて選ぶことをおすすめします。