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たったこれだけ!ダイビング後におこる「減圧症」の予防法を解説

ダイビングでは、減圧症というダイバー特有の病気に注意しなければなりません。減圧症になると、痺れなどの体の不調が表れ、重度の場合は死に至る場合もあります。
減圧症はしっかりとした対策を行えば防ぐことができるため、過度に恐れる必要はありません。

今回の記事では、減圧症とは何か?減圧症のメカニズム、減圧症の予防法についてご紹介します。これからダイビングに挑戦する方は、必ずご確認ください。

ダイビング後に注意が必要!「減圧症」とは

減圧症とは、ダイビングの最中に蓄積した体内の窒素が地上に上がることで膨張し、体にさまざまな不調を引き起こす症状です。潜水病といった名で呼ばれることもあります。

減圧症のメカニズム

減圧病の原因物質である窒素は、タンクの中の空気に含まれています。タンク内の気体の組成は陸上の空気と同じであり、約8割は窒素です。当然、窒素は空気に含まれる気体であるので、それ自体に害はありません。

しかし、海中という高圧の空間では、地上にいるときよりも多くの窒素が体内に取り込まれてしまい、これが減圧症を引き起こす原因になってしまいます。

海中から地上に上がると、圧力は急激に変化します。海中で過剰に体内に取り込まれた窒素は、地上に上がると体内で気泡へと変化します。
この気泡が血管内に発生することで毛細血管が塞がり、さまざまな不調が体に表れます。

「減圧症」が引き起こすさまざまな症状

減圧症になると、知覚障害、運動障害などを発症し、重度になると意識を失い、死に至る場合もあります。
具体的には、めまい、体の痺れ、倦怠感、関節の痛みといった症状が表れることが多いです。

「減圧症」の適切な予防法


減圧症は、適切な対策を施せば防げる病です。以下では、減圧症の予防法をいくつかご紹介します。

1. ゆっくりと地上へ浮上する

減圧症の予防の主なポイントは、浮上スピードと潜水時間の2つです。減圧症のメカニズムから分かるように、急激な水圧の変化に気を付ければ減圧症になることはありません。また、潜水時間が短ければ窒素の蓄積を抑えられるので、減圧症の発症リスクを下げられます。

とくに、減圧症を発症する原因の大部分は、浮上スピードが速すぎることにあるので、浮上のテンポには細心の注意を払いましょう。

ダイビングの規則では、1分間に18m以上の上昇は避けるべきとしています。1分間に10m程度の上昇スピードだと、毎分18mのときよりも窒素の気泡の量は減りますが、毎分3m以下と浮上スピードが遅すぎると、逆に気泡の量が増えてしまいます。適度なスピードを心掛けましょう。
初心者の方は、インストラクターよりも速く浮上しないよう気を付けましょう。

水深5〜6mまで上昇したら、この水深で3~5分間の停止をするのが浮上のルールです。浅めの場所では、圧力の変化が急激であるため、水深5〜6m付近で一旦停止することが重要です。10分以上経つと窒素の気泡の減少は緩やかになるため、停止時間は最大でも10分にしておきましょう。

2. 潜水の深さによってはディープストップを行う

ディープストップとは、最大水深の半分の場所で一旦停止するというものです。たとえば、水深25mまで潜水した場合は、水深15m付近で一旦停止し、窒素の気泡が出ないように体を馴らします。ディープストップは、減圧症の予防につながります。

ただし、ディープストップは水深20m以下の浅い潜水の場合や、水深50mを超える深い潜水の場合は、かえって窒素の気泡を増加させてしまうこともあります。また、ディープストップを行う場合でも水深5m付近での停止は行うべきです。

3. ダイビング後に飛行機に乗るのを避ける

ダイビング後にすぐに飛行機に乗ると減圧症を引き起こす恐れがあります。飛行機に乗ると、地上から気圧の低い上空へと猛スピードで移動するため、海中から地上へと浮上する場合と同じことが起こります。ダイビングにより蓄積した窒素が気泡となり、減圧症を発症してしまいます。

ダイビングにより体内に蓄積した窒素は、すぐには抜けません。体内の窒素が抜けるのに要する時間は、18時間以上かかるといわれています。

窒素が抜ける時間は潜水時間や潜水の深さによって変わるため、場合によっては24時間以上体内に残ることもあります。
ダイビングの当日に飛行機に乗るようなことはもちろん、余裕を持ったスケジュールを心掛けましょう。

なお、飛行機の場合と同じ理由で、ダイビング後にすぐに山登りを行うこともよくありません。

4. 高血圧の人はダイビング前に診断を受ける

高血圧の場合、減圧症の発症リスクが高まるのでダイビングは避けるべきです。ダイビングの適正血圧は、最低血圧が90以下、最高血圧が140以下とされているので、ダイビングを行う場合は事前に血圧の計測を行いましょう。
初めてダイビングに参加する場合は、医師のよる診断結果が書類として必要です。

5. ダイブコンピューターを活用

ダイブコンピューターとは、現在の水深、潜水時間、浮上速度、停止時間のカウントなどを測定してくれる機器です。ダイブコンピューターがあれば、安全な浮上が行えるようになるでしょう。ダイバーの必須アイテムなので、ダイビングする際は必ず携帯してください。

「減圧法」の予防法を実践し、安全なダイビングを!

減圧症とは何か、減圧症により引き起こされる症状、減圧症の予防法についてご紹介しました。減圧症は、体の痺れといった軽度な症状だけではなく、意識不明や死に至る場合もある大変危険な病気です。

しかし、しっかりとした予防を行えば減圧症は防ぐことができます。安全なダイビングを行うためにも、本記事で紹介した予防法に取り組み、体調が優れないときは、無理せず控えるようにしてください。

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