⸻
ダイビングポイント:三重県二木島 マル松潜水CLUB
📍所在地:〒519-4204 三重県熊野市二木島町963-1
🚗アクセス:マレア名駅店から2時間40分ほど
🌊スタイル:ボートダイビング
🗓潜れる期間:通年
二木島は、入り組んだリアス式海岸に囲まれた、風光明媚な港町。外洋側には大きな潮流が流れ込むため、ボートでのダイビングが基本スタイルです。外海に面していながら湾内は比較的穏やかなので、通年通してダイビングが可能です。平均水深が深くドリフトダイビングも楽しめます。
⸻
🐟三重県二木島の魅力
地形派&魚影派必見!二木島の海の特徴
二木島の海の最大の魅力は、なんといっても“地形のダイナミックさ”と“魚影の濃さ”。この二つを兼ね備えたポイントは、三重県でもなかなかお目にかかれません。
・本鮪の養殖場を間近にダイビングができます。
• 水中にはアーチ、トンネル、ドロップオフ、巨大な根などが点在し、まるで海底遺跡のような景観。
• 黒潮の影響で、回遊魚や南方系の生物も多く、イサキ・タカベ・カンパチの大群に囲まれることも。
• マクロ生物も豊富で、ウミウシやギンポ系の小さな被写体も充実。
一つのダイブで“ワイド”も“マクロ”も、“地形”も“生物”も欲張りに楽しめる、非常にポテンシャルの高い海域です。
⸻
季節ごとの見どころとおすすめの潜り方
🌸春(3〜5月):マクロ生物天国+穏やかな海況
春の二木島は、外洋の影響が比較的少なく、海が穏やかになりやすい季節。透明度は10〜15m前後。
• ウミウシが爆発的に増えるシーズン!色・形ともに個性的な種類が続々登場。
• ベニカエルアンコウやイソギンチャクエビなど、フォト派必見の被写体も豊富。
• 穏やかな水中で、ゆったりとマクロダイブを楽しむのに最適です。
この時期はドライスーツで潜るダイバーが多く、水中での安定感も得られます。
⸻
☀️夏(6〜8月):魚影の濃さがピークに!
夏になると水温が上がり、生物の活性が一気にアップ。黒潮の支流が入り込むことで、回遊魚のチャンスが格段に増えます。
• イサキ・タカベ・メジナの群れが巨大な塊となって押し寄せてくる!
• 運が良ければカンパチやブリなどの大型回遊魚がアタックしてくるシーンも。
• ソフトコーラルが咲き誇り、ワイド写真派にも最高の環境。
地形ポイントでは、夏の強い日差しが水中に差し込み、アーチの中に幻想的な光景が広がります。
⸻
🍂秋(9〜11月):ベストシーズン!全てが揃う黄金期
秋は、二木島の海が最も美しくなる季節。水温は25℃前後、透明度は20mを超える日も。台風の影響を受けにくい時期を選べば、連続で最高のコンディションが狙えます。
• 魚影の密度がピークに!群れの数、サイズともに圧巻。
• 水中の地形がはっきり見え、ドロップオフや根の全景が見渡せる。
• ハゼ系、甲殻類、ウミウシも健在で、マクロ派も満足のラインナップ。
「どこを見ても楽しい」それが秋の二木島です。
⸻
❄️冬(12〜2月):静けさと透明度を楽しむ玄人シーズン
冬場の二木島は、気温の低下によりダイバーの数が減る一方、海は静寂に包まれ、透明度も抜群になります(20〜25m前後)。
• 混雑なしで、貸切のようなダイビングが可能。
• ウミウシの季節が再来し、珍しい種や交接シーンなどが狙えます。
• 光量は少ないが、そのぶん地形のシルエットや陰影を活かしたフォトが楽しめる。
ドライスーツ必須ですが、水中での快適さは格別。静かな海をじっくり楽しみたい人には最適です。
⸻
通年通して、
本鮪の養殖場を水中から観察できます。
高級魚として知られる本鮪(ほんまぐろ)。その育成現場を水中から間近に見られる機会は、まさに“生きた食育”とも言える貴重な体験です。
迫力満点!群れで泳ぐ本鮪の姿
水中に潜ると、まず目に飛び込んでくるのは、出荷直前には体長2メートル近くにもなる本鮪たちが群れで泳ぐ壮大な光景。高速で泳ぎながらも滑らかに方向転換する姿には、まさに自然の力強さと美しさが凝縮されています。その動きのしなやかさ、筋肉のしっかりとした質感は、まさに「海の王者」にふさわしい迫力です。
三重県で唯一養殖場を水中から観察できるのが三重県二木島の最大の魅力です。
⸻
取得可能なSP(スペシャルティ)
二木島では、以下のようなSP講習の開催も可能。スキルアップを目指すダイバーにもおすすめです。
• ディープSP:平均水深が深い海のため経験を積める
• サメの保護SP:ネコザメが生息しておりサメの生態を学べる
• ナチュラリストSP:ソフトコーラルが豊富なため魚以外の生物の知識を学べる
• うみうしSP:うみうしの種類が三重県トップレベル
• エクスプローラーSP:地形ポイントが豊富なため閉鎖空間でのダイビングの知識をつける