ダイビングに適した水着選び|男女別に解説

2021.08.03.Tue

ダイビングに水着は必要?その理由とは

ダイビングする時には、ウェットスーツを着用します。

そのため、水着の必要はないと思われるかもしれませんが、水着はウェットスーツの下に着用するために必須となるアイテムです。

水着を着用する理由には「衛生面」「肌の保護」「休憩時」の3つがあげられます。

衛生面

自分専用のウェットスーツを持っていない場合、ダイビングショップや施設などでレンタルして使用することがほとんどです。
レンタルして返却されたウェットスーツは、洗浄(洗剤などは使用せず水洗い)がきちんと行われますが、レンタルなので自分以外の人も使うことを意識し、配慮として水着を着用しましょう。
また、多くのダイビングショップや施設では、衛生的なマナーとして水着着用が義務化されています。

肌の保護

季節に関係なく、水に長時間浸かっていれば体が冷えてしまうものです。
しかし、水着を着用しているだけでも寒さの感じ方が違い、防寒対策になります。

また、水着をインナーとして着用せず素肌に直接ウェットスーツを着用すると、肌の弱い部分がこすれて痛んでしまう可能性があります。

ウェットスーツによる摩擦から肌を守るためにも、水着の着用は重要なのです。

休憩時

ウェットスーツに慣れていない場合、休憩時にウェットスーツのまま過ごすのは圧迫感を感じることがあります。

体力を回復させたり、温存させたりするために休憩をとるので、楽に過ごすことが大切です。

また、気温の高い季節の場合には、ウェットスーツを着用したままだと熱がこもり熱中症になる可能性が考えられます。

気温の低い季節の場合には、ウェットスーツの気化熱で体が冷えて低体温症になる可能性も考えられます。

体温調節の意味でウェットスーツを脱ぎ着することもあるため、水着を着用しましょう。

ダイビング時の水着選び|女性編

ダイビング時の水着選び|女性編

ビキニや上下セパレートになっており、デザインはシンプルな水着がおすすめです。

水着はウェットスーツのインナーとして着用するので、大きな結び目やリボン、フリルなどの装飾があると、ごわついてしまったり、引っかかってズレてしまったりする可能性があります。

また、ダイビング時にはボンベを背負うので、水着の背中の紐には金属のパーツのないもの、結び目が大きくならない細い紐のものを選ぶと肌にあたって痛くなるということも起きにくくなります。

ビキニや上下セパレートになっている水着でなければならないという訳ではなく、ワンピースタイプの水着でも良いのですが、トイレに行く時セパレートになっている水着の方が便利で楽ですよ。

ダイビングに不向きな女性水着の特徴

ダイビングにおすすめの水着は、シンプルなデザインのビキニや上下セパレートになっているものです。

では、反対にダイビングには不向きな水着にはどのようなものがあるのでしょうか。

不向きな水着の特徴は「ワンピースタイプ」「背中に大きな結び目のあるタイプ」「フリルや装飾のあるタイプ」と、3つのタイプがあります。

ワンピースタイプ

肌の露出をおさえたいと、ワンピースタイプの水着を好んで選んでいるという方も多いでしょう。

しかし、ワンピースタイプの水着は、トイレの際にどうしても不便になってしまいます。
ダイビングボートのトイレなどは狭く、揺れるので、海やダイビングに慣れていない方にとっては水着の脱ぎ着が困難になるためです。

上下に別れたセパレートタイプの水着の場合、すぐに脱ぎ着が出来るのでダイビングに適しています。

背中に大きな結び目のあるタイプ

ダイビングする際、身体にフィットするウェットスーツを着用し、重たいダイビング器材を背負います。

この時、背中に大きな結び目のある水着では結び目が肌に食い込み、痛みが出てしまう可能性が高いです。

痛みが出るとダイビングに集中できず、思わぬトラブルに繋がってしまう可能性もあるため、背中の紐が細くて結び目が小さくなるビキニか、ビキニトップを選び、大きな結び目やリボン、金具などの装飾がある水着は避けた方が無難でしょう。

背中の紐が細めで首の後ろで結べるタイプであれば、ウェットスーツを着用した状態でも調整できるのでおすすめです。

フリルや装飾のあるタイプ

胸元やヒップにフリルやリボンがついている水着は、とても可愛らしく人気のあるデザインです。しかし、ダイビングする際に着用するウェットスーツは身体にフィットするため、装飾が多い水着ではかさばってごわついてしまいます。

肌とウェットスーツの間がごわついていると、フィット感がないばかりか違和感を覚えてしまい、ダイビングに集中できなくなる可能性も高まります。

着心地が悪いと、折角のダイビングの楽しさも半減してしまいますので、フリルの沢山ついた水着ではなく、シンプルなデザインの水着を選びましょう。

ダイビング時の水着選び|男性編

ダイビング時の水着選び|男性編

男性の水着選びは、基本的には海パンで良いので女性よりも簡単です。

しかし海パンといっても短いものから長いもの、裾広がりになっているものまでさまざまな種類があります。

おすすめなのは、膝にかからずに裾が広がっていない海パンです。
長すぎない水着であれば、ウェットスーツを着用してもかさばらずにごわつきません。サーフパンツやボードショーツと呼ばれる短パンタイプの水着の下にインナーパンツや、水泳や競泳で使用するようなピッタリサイズの水着をはいておくと便利です。

サーフパンツやボードショーツはビーチだけでなく、タウンユースでも違和感のないシルエットが特徴です。

速乾性に優れた素材で作られているので、水中から出た後も寒さを感じにくく、オシャレなデザインが豊富にあることでファッションとしても人気があります。

ごわつかずに違和感がないと、着心地を気にせずに済むのでダイビングをより楽しむことができますよ。

男女共におすすめのアイテムは「ラッシュガード」

 ダイビング用の水着とラッシュガード

ラッシュガードとは、速乾性と伸縮性に優れたポリエステルやポリウレタン、ナイロン素材のスポーツウェアのことをいい、サーフィンでのケガ・擦れ防止や日焼け防止の目的で作られました。

ラッシュガードの種類

ラッシュガードの種類は「トップス」「レギンス」「サーフパンツ」の3つに分けられます。

トップス

パーカータイプとTシャツタイプがあり、パーカータイプは主にビーチで着用することが考えられているため、ゆったりとしたシルエットが主流です。フード付きなので顔や首の日焼け対策にも効果的ですよ。

半袖・長袖Tシャツタイプは、フードやファスナーがなく、頭からかぶって着用するラッシュガードです。

レギンス

足首まであるタイプの場合は、足の日焼けや怪我の防止に最適です。

レギンスタイプは水着の上から着用するアイテムですが、1枚での着用も可能で、ウェットスーツのインナーとしての着用も可能です。

また、お尻から太ももにかけてのラインをカバーすることもできます。

ラッシュガードのメリット

ラッシュガードを着用することのメリットとして「紫外線・防寒対策」「怪我防止」「体型カバー」があります。

①紫外線・防寒対策

ビーチやボート上での日焼け対策としてはもちろん、寒さ対策にも便利です。
気温が低い時期には、予備に1枚ラッシュガードを用意しておくことをおすすめします。

海から上がった際、乾いたラッシュガードを羽織るだけで寒さ予防になりますよ。

②怪我防止

海にはクラゲや微生物などの危険な生物がいるため、直接肌を晒すことは危険な可能性があります。
長袖のラッシュガードを着用していれば、怪我などを最小限に抑え、ダイビングを楽しむことができるでしょう。

③体型カバー

ウェットスーツのインナーにはビキニやセパレートタイプの水着がいいのですが、肌の露出に抵抗がある方も多いでしょう。そんな時には、水着の上からラッシュガードを着用すると体型をカバーしてくれますよ。

ラッシュガードは着用したまま海にも入れるアイテムですが、ウェットスーツを着用した時にごわつかないフードのついていないタイプがおすすめです。

ラッシュガードのよくある質問

ラッシュガードでダイビング

Q.ラッシュガードの下は何を着るの?
A.水着を着るのが一般的です。「ダイビング時の水着選び」でもご紹介したように、装飾の少ないシンプルな水着を選びましょう。

Q.ラッシュガードはピッタリサイズの方がいいの?
A.ウェットスーツの内側ににラッシュガードを着用する場合は、身体にピッタリとフィットしたサイズがおすすめです。ゆるいラッシュガードだとウェットスーツをスムーズに着脱しづらくなります。

Q.ラッシュガードの質によってUVカット率は違うの?
A.UVカット率は、通常3段階で表記されています。UVカット率が85%のUPF(※)15~24、UVカット率が90%のUPF25~39、UVカット率が95%のUPF40~50+。絶対に焼きたくない!という人はUPF50+を選ぶのがよいでしょう。

※UPF(UltraViolet Protection Factor)は「紫外線保護指数」の略称ラッシュガードや日焼け止めなどのUVカット率は、世界基準であるUPFの数値で記されることが多い。

Q.日焼け止め効果を重視したいときは何色がおすすめ?
A.黒か紺などダークカラーがおすすめです。ホワイト系は紫外線を反射し、ラッシュガードで覆われていない顔や手が焼けてしまうことがあります。

Q.ラッシュガードは厚さにもこだわったほうがいい?
A.陸上で乾いたラッシュガードを着るなら厚手のものを選ぶと防寒力がアップします。また、生地の隙間から紫外線も入り込みづらくなるので、日焼け対策にもなります。

Q.水中で保温性はあるの?
A.市販のラッシュガードは素材が薄く通気性が良いため保温性はありません。ダイビングやシュノーケリング用に、保温力のある「ヒートラッシュガード」などがあります。

Q.ラッシュガードはプールでも使える?
A.プールで使いたい場合には耐塩素加工が施されているものを選ぶとよいでしょう。ただし、着用が禁止されているプール施設もあるので、施設へお問い合わせいただくと安心です。

Q.ラッシュガードを着る上で気をつけた方がいいことは?
A.ダイビング後に濡れたままのラッシュガードを陸上で着ないこと。濡れたままのラッシュガードを着て風に当たると夏でも冷えてしまうので、乾いているラッシュガードや他の服に着替えましょう。

まとめ

まとめ

ダイビングをする時にはウェットスーツを着用しますが、インナーとして水着を着用することは衛生面や肌への負担、そして休憩時にも重要です。

男性の場合は長過ぎずに裾が広がっていない水着、女性の場合は、デザインがシンプルなセパレートタイプの水着がおすすめです。

体型をカバーしたい場合や、フィットしているウェットスーツの着脱を楽にしたい場合、寒さ対策をしたい場合には、ラッシュガードを着用しましょう。