ダイビングとシュノーケリングの違いを初心者向けに解説!

2021.07.05.Mon

スキューバダイビング?シュノーケリング?それぞれの特徴

スキューバダイビング?シュノーケリング?それぞれの特徴

スキューバダイビングとシュノーケリングには、それぞれ異なる特徴があります。

海を潜るという行為に関しては変わりありませんが、泳ぎの得意・不得意などによっておすすめの方法が変わってきます。

詳しい違いをひも解く前に、まずはスキューバダイビングとシュノーケリングそれぞれの特徴を見ていきましょう。

スキューバダイビング

スキューバダイビングの「スキューバ」とは、和訳すると「自給式水中呼吸装置」となります。1943年にフランス海軍の「ジャック・イヴ・クストー」が、自吸気式の水中呼吸装置を開発し、「アクアラング」と名づけられました。

まさにこれが、スキューバダイビングの始まりです。空気を詰めたタンクを背負い、海に潜るため、水中で呼吸をしながら海の中を探索できます。初心者の方でも、ある程度の水深までは潜ることが可能です。ある程度の水深以上潜る場合は、水深に応じたライセンス取得が必須となります。

また水深により景色や生物が変わってくるところもダイビングの魅力の一つです。

ライセンスについては、後述で詳しく解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。

ライセンス取得必須と聞くと、とてもむずかしいイメージを持たれますが、初心者の方でも潜れる水深の場合、専門のダイバーさんがついてきてくれるので安心して楽しめます。また、意外にも体への負担が少ないので、性別問わずご家族やカップルなどで楽しめるマリンレジャーです。

シュノーケリング

シュノーケリングは「シュノーケル」と呼ばれる呼吸するためのパイプを付け、比較的浅い水中を遊泳するマリンレジャーのひとつです。

シュノーケル、マスク、フィンの3点を装着することで楽しみます。シュノーケルとは、元々ドイツ語で潜水艦の通風・排気装置を表わす言葉で、形が似ていることからこのように呼ばれるようになりました。

スキューバダイビングと違い、シュノーケリングをするにあたってライセンス取得は必要ありません。シュノーケリングはシンプルな器材で始められ、また難しいテクニックも不要です。そういった点から、泳ぎの苦手な方や子どもまで楽しめるマリンレジャーとして人気があります。

ダイビングとシュノーケリングの違いについて

ダイビングとシュノーケリングの違いについて

それぞれの特徴がわかったところで、具体的な違いについて解説します。

ライセンス取得の有無に関して少し触れましたが、それ以外にも散策方法や使用器材など違うポイントがたくさんあります。

どちらを始めようか悩む方は、違いを知ったうえで検討していきましょう。

①散策の方法

まず大きな違いが、散策方法です。シュノーケリングは基本的に海に潜らず、水面に浮いたままの状態で海を散策します。慣れてくると多少潜ることもありますが、息継ぎのために海面へ戻ってくる必要があるため、長時間の潜水を目的としていません。

反対にスキューバダイビングは完全に海に潜ります。空気タンクによって呼吸を確保するため、息継ぎのために海面へ戻ってくる必要がないのです。シュノーケリングより深く、長時間潜れるのが大きな特徴になります。

水中の景色によっては、水中洞窟など長時間潜れないとみられない景色もあります。

②使用器材

シュノーケリングとスキューバダイビングは使用器材も違います。シュノーケリングはシュノーケル、マスク、フィンの3つが必要です。

シュノーケルは空気を吸うための筒、マスクは水中眼鏡、フィンは足ひれという意味です。

服装はライフジャケットやウェットスーツ等の浮力の大きいものを使用し、沈まないようにします。これらはホームセンターで手軽に購入できるものが多いため、シュノーケリングは手軽に始められるでしょう。

スキューバダイビングはシュノーケルで使用する3点の器材にプラスして、空気タンク、レギュレーター、空気残量にゲージ計10点の器材を身につけます。服装は季節によって変わり、ウェットスーツやドライスーツなどを着用します。

スキューバダイビングの方が身につけるものが多いことが大きな違いです。

しかし、季節に応じた装備ができるので、1年中楽しむことができる利点もあります。

③年齢制限や資格の有無

続いて年齢制限や資格に関する違いです。シュノーケリングを行うにあたって資格は必要ありません。

また年齢の制限もないため、幅広い年齢層の方が楽しめます。対してスキューバダイビングは10歳以上でなければできません。また本格的に楽しみたい場合は「Cカード」と呼ばれる資格が必要となります。

ライセンスにもランクがあり、最も初歩的なランクであれば、プロの引率を条件として、12メートルまで潜ることが可能です。スキューバダイビングの方が年齢や資格の観点では厳しいと言えるでしょう。

「Cカード」とは?

「Cカード」とは、ダイビングに必要な知識や技術を習得していることを証明するものです。ダイビングをするためには、このCカードが必ず必要となります(体験を除く)。

Cカードの正式名称は「Certification Card」といい、和訳すると「認定証」です。取得可能なランクが分けられているため、目的に応じて受講する必要があります。入門レベルであれば、昼間の穏やかな水域で、パートナーと一緒にダイビングをすることが前提です。

潜れる深さや、環境等もランクによって変わります。また発行する団体も複数あるため、それぞれにモットーや教育方法も違います。

Cカードライセンス発行をしている団体について

Cカードは国家資格ではなく、民間の団体が発行するものです。様々な団体が発行しており、それぞれに合った場所で取得することができます。

発行団体によってコース内容やモットーは違いますが、初級コースの料金が50,000円というのは同じです。Cカードを発行している団体の中で有名なものに、PADI、NAUI、SSI等があります。

この3つの団体について詳しく紹介します。

■PADI
1966年にアメリカ・シカゴで設立された団体です。

その規模は世界最大で、世界で180ヶ国以上のダイブセンターやダイブリゾートと提携しているのが強みです。その数なんと、約5,800以上にも及びます。

「楽しむ」、「学ぶ」、「磨く」ということをコンセプトに置いており、常に講習の質を維持することを強く掲げています。世界基準の講習を安心して受けられる団体でしょう。

初級者から上級者向けに多様なコースが用意されているため、少しずつステップアップを目指したい方にもおすすめです。

■NAUI
1960年アメリカで、ダイビングインストラクターコースを開催した歴史ある団体です。

「最愛の人を任せられる信頼」「Dive Safety Through Education(教育を通じた安全なダイビングの実践)」の2つをモットーに掲げています。

■SCUBA SCHOOLS INTERNATIONAL
1970年に設立された団体です。誰でも気軽に学べるように、というモットーで設立されました。

国際ISOの承認を受けているため、SSLのCカードを持っていると世界中の海を潜水できます。

徹底的に研究された教育システムが強みであり、知識や技術、器材の扱いを確実に習得できるでしょう。

ダイビングでは散策後も注意が必要

スキューバダイビングにおいて、散策後に注意しておきたい点がひとつだけあります。
それは、「減圧症」という症状です。

減圧症はダイビング後体内に、水中の窒素が過剰に残ることで、体に異常が出ることを指します。

具体的にはめまいやだるさ、物の見え方が変わったり、皮膚がしびれたりするなどです。
意識を失うなどの重症化はごく稀ですが、厳重に注意しましょう。

ダイバーは基本的に気泡の形成を避けることで、減圧症を予防します。このようなリスクがあることも知っておきましょう。

ですが、ルールさえ守っていれば『水中世界』という非日常的な世界を体験できることは間違いありません。

なお水圧の変わらないシュノーケリングの場合、心配の恐れはありません。

まとめ

まとめ

今回は、ダイビングとシュノーケリングの違いを中心に解説しました。

それぞれに魅力があるため、ご自身の目的に応じて選んでみてください。ダイビングは体験であれば幅広い方が楽しめますし、ライセンスを取得すれば可能性も広がります。

シュノーケリングに比べると、扱う器材も多く技術も難しいため悩む方も多いですが、実際は幅広い年齢層から楽しまれているマリンレジャーです。

興味のある方はぜひチャレンジしてみましょう。