目が悪いけどダイビングをしたい!コンタクトはつけたままでいい?

更新日:2023.04.12.Wed   投稿日:2020.05.07.Thu

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視力があまりよくないけれど、ダイビングに挑戦してみたい方も多いでしょう。気になるポイントが、「コンタクトをつけたままダイビングをしてもよいか」という点です。ダイビング中はマスクを着用するため、コンタクトが直接海水に触れるわけではありません。しかし、潜水中にコンタクトをつける場合は、必ず注意点を守りましょう。この記事では、ダイビング中のコンタクト着用の是非や、コンタクトをつけているときの必須テクニックを解説します。

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ダイビングでコンタクトを使っても大丈夫?ソフトコンタクトがおすすめ

結論からいえば、ダイビング中にコンタクトを使っていても問題ありません。水中に潜る際、目の周囲を覆うためにダイビング用のマスクを装着します。マスクのサイズが適切なら、海水がほとんど入ってこないため、ダイビング中の目の周囲は陸上にいるときとそれほど変わりません。ただし、安全面や衛生面のリスクは存在します。たとえば、コンタクトが海水に濡れて変形を起こし、目に大きなストレスがかかる恐れがあります。また、万が一コンタクトが水中で外れてしまうと、そのまま水に流されて紛失するリスクもあります。

そのため、ダイビング中のコンタクトは、1Dayタイプのソフトコンタクトレンズがおすすめです。変形したり、なくなったりしても、すぐに別のレンズと交換することができます。長期的に使用できるタイプのソフトコンタクトをつけている方も、ダイビング中はなるべく使い捨てタイプにしましょう。普段からメガネやハードコンタクトレンズを使っている方や、慣れないコンタクトだと目が痛くなってしまう方は、予備のコンタクトを携行することが大切です。

なお、オプティカル・レンズがついた度付きマスクを使う方法もあります。マスク自体に度が入っているため、安全面、衛生面でほぼノーリスクなのが特長です。ただし、レンタル品は度が合わないことが多く、陸上でもマスクをつける必要があるため、不便に感じるダイバーも少なくありません。ダイビングが初めての方は、1Day・使い捨てタイプのソフトコンタクトがおすすめです。

視力によっては裸眼でも潜れる!視力が0.3程度あればOK!

実は、普段からメガネやコンタクトを使っている方でも、ある程度の視力があれば裸眼でダイビングを楽しめます。水中の光の屈折率は、空気中の約3分の4です。光には屈折率が大きいほどモノが近く、大きく見える性質があります。つまり、ダイビング中は陸上よりもモノが1.33倍ほど大きく見えて、モノの距離も4分の3に縮んで見えています。眼鏡をかけているのと似たような状態ですので、裸眼でダイビングをする人も少なくありません。

ダイビングには運転免許のように視力が0.7以上でなければ参加できない、といった制限やルールはありません。裸眼でも潜れる人の視力の目安は、一般的に視力0.3程度です。普段は裸眼で過ごしていて、運転中や仕事中だけメガネやコンタクトレンズを使っている方なら、ダイビング中は裸眼でOKです。視力には個人差があるため、近視・近眼の方や、視力0.1しかない方でも、裸眼で潜ることができたケースもあります。人間の視力は、その日の体の調子によっても変化します。裸眼でよいのか迷う場合は、その日のモノの見え方に注意し、ダイビング中にコンタクトをつけるかどうかの判断材料にしましょう。

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コンタクトでダイビングをする際の必須スキルは「マスククリア」

コンタクトをつけたままダイビングをする際、1つだけ覚えておきたいスキルがあります。それは、マスクの中の海水を追い出す「マスククリア」という技術です。マスクの装着が甘かったり、隙間があったりすると、ダイビング中に海水が入ってくることがあります。海水が目に入ってコンタクトに付着すると、目にストレスがかかるため、海水をすばやく外に出す必要があります。

マスククリアは呼吸法さえ覚えれば難しくありません。ダイビング中は口呼吸をするのが基本ですが、マスククリアをするときは口から息を吸い、鼻から吐き出すのがポイントです。海水がマスクに入ってきたら、まずマスクのフレームの上部をしっかりと押さえ、隙間をなくしましょう。次に上を向いたまま、鼻から細く長く息を吐き出して、マスクの内部に空気をためていきます。そうすると、たまった空気に押されて、マスクの下部から海水が抜けていきます。水がなかなか出ていかないときは、頭部をもう少し後ろに傾けてみましょう。陸上では簡単に見えても、ダイビング中のマスククリアは、ビギナーの方には意外と難しいものです。ダイビングをする前にインストラクターに手順を確認し、可能であれば練習もしておきましょう。マスククリアさえマスターすれば、コンタクトをつけたままでも安心してダイビングを楽しむことができます。

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注意点を厳守すれば、ソフトコンタクトでのダイビングはOK!

今回は、ダイビング中にコンタクトをつける際の注意点を解説しました。マスクを正しく装着し、海水が入るのを防止すれば、ダイビング中にコンタクトをつけていても問題ありません。高価なハードレンズよりも、1Day・使い捨てタイプのソフトコンタクトを使う方が大半です。水中は屈折率が高く、モノが陸上よりも大きく見えるため、裸眼でもダイビングができる人もいます。もし、マスクに水が入ってきたら、落ち着いて「マスククリア」をしましょう。

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