PADIオープンウォーターとアドバンスの違い。取得するメリットも紹介

2021.07.11.Sun

オープンウォーターとアドバンス

ダイビング未経験者の多くは、まず「PADIオープン・ウォーター・ダイバーコース」を修了し、ダイビングライセンス(以下Cカード)を取得します。Cカードは、安全にダイビングするための知識とスキルを身に付けたことを証明する認定書です。提示すれば海外でもダイビングができるようになります。Cカードは、初心者レベルからプロレベルまで複数の種類があり、目的に応じてステップアップできる仕組みです。

オープンウォーターのCカード取得後、より知識と技術を向上させたい場合は「PADIアドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コース」を受講します。オープンウォーターとアドバンスの大きな違いは、ダイビングできる最大水深が変わること。オープンウォーターで潜れる最大水深は18m、アドバンスで潜れる最大水深は30mです。最大水深が深くなれば、その分難易度の高いポイントへ潜れるようになります。

ここからはオープンウォーターとアドバンスについて、それぞれ詳しくご紹介します。

PADIオープン・ウォーター・ダイバー(OWD)

PADIオープン・ウォーター・ダイバー(OWD)

PADIオープン・ウォーター・ダイバーコースでは、潜水計画・トラブル回避法など、ダイビングを安全に楽しむための知識と基礎的なスキルを身につけます。修了するとCカードが発行され、下記の環境でダイビングができるようになります。

(1)昼間の比較的穏やかな水域。
(2)水深は18mまでの範囲。
(3)頭上に障害物が無く直接水面まで出られる環境。

「もっと色んなダイビングスポットに行きたい」、「もっと深く潜りたい」と感じた場合には、次のランクとなる、PADIアドバンスド・オープンウォーター・ダイバーコースの受講をおすすめします。

PADIアドバンスド・オープンウォーター・ダイバー(AOW)

PADIアドバンスド・オープンウォーター・ダイバー(AOW)

次のステップであるPADIアドバンスド・オープンウォーター・ダイバーコースは、オープンウォーター以上のCカードを取得した者でなければ受講できません。

このコースは、中性浮力やナビゲーションスキルなどを学び、より高度なダイビングスキルを身に付けることが目的です。また、アドバンスではアドベンチャー・ダイブという海洋実習を受講します。

海中でコンパスを使い、目的地に辿り着くナビゲーションを経験する水中ナビゲーションや、水深18mよりも深い場所の水中環境を経験するディープ・ダイブ、生物観察や水中写真・動画撮影のスキルを学ぶ水中撮影ダイブなど様々なダイビングスタイルを経験できます。

アドバンスを修了すると水深30mまで潜れるようになり、見られる景色や環境が一気に広がるでしょう。特にアドバンス以上でないと受け付けてくれないダイビングスポットもあるため、潜れるスポットを増やしたい場合は取得をおすすめします。

資格取得の難易度

「Cカードは誰でも取得できるのか?」と不安に思う人も少なくありません。そこで資格取得の難易度について紹介します。

まず、初心者が受講するオープンウォーターは、ゼロから基礎知識と技術を学ぶため、修得するまで難しい場合があります。

一方のアドバンスは、スキルに磨きをかけて水中撮影や洞窟の探検などダイビングの範囲を広げることが目的です。そのため学科の筆記試験もなく、PADIオープンウォーターダイバーとしてのスキルを有していれば、問題なく挑戦できるレベルです。

講習内容の違い

前述の通りオープンウォーターではダイビングの基礎知識と技術を学び、アドバンスではスキルの向上を目指すため、講習内容には大きな違いがあります。ここからはそれぞれの講習内容をご紹介します。

PADIオープン・ウォーター・ダイバーコースの講習内容

PADIオープン・ウォーター・ダイバーコースの講習内容は、学科講習・プール講習・海洋講習の3種類です。

学科講習ではダイビング器材の説明や水中世界とその環境の知識、ダイビングプランの立て方、緊急事態の予防法と対処法など、安全にダイビングを楽しむための知識を学びます。

プール講習では基本的なテクニックに加え、水中を安全に泳ぐためのテクニック、トラブルが起きた際の対処法などを、プールで繰り返し練習します。プール講習でダイビングに慣れたら、実際に海で潜る海洋講習です。海洋講習では、学科講習とプール講習で身につけた知識とスキルを海に潜って実践します。

PADIアドバンスド・オープンウォーター・ダイバーの講習内容

PADIアドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コースは、20種類以上あるアドベンチャー・ダイブの中から5つを選択し受講します。

選択する5つのうち、水中ナビゲーションとディープ・ダイブは必須項目です。水中ナビゲーションとディープ・ダイブ以外に、高度な浮力コントロールスキルを身につける中性浮力(ピークパフォーマンスボイヤンシー)や、夜の海に潜るナイトダイビング、水中写真の撮影方法を学ぶデジタル・アンダーウォーター・イメージングなどあり、残りの3つは自由に選択できます。

※ダイビング環境や保有スキルによっては実施できない種類のアドベンチャー・ダイブもあります。

取得までの日数と料金

取得までの日数と料金

ダイビングスクールは日本各地にあり、それぞれで取得にかかる日数と料金が異なります。今回はPADIに加盟するダイビングスクールで、全国に12店舗を展開している「ダイビングスクールマレア」の東京店を例にご紹介します。

まずは取得にかかる日数です。PADIオープン・ウォーター・ダイバーコースは、学科講習を事前にインターネットで受講するeラーニングプランを活用すれば最短4日間で取得可能。eラーニングプランはスクールに足を運ぶ必要はなく、自宅などで学科講習を受けられるプランです。学科講習をスクールで受講する場合は、6日間で取得できます。

PADIアドバンスド・オープンウォーター・ダイバーコースは、学科講習約3時間と海洋実習5ダイブを行います。eラーニングプランを活用すれば最短2日間で取得可能。スクールで学科講習を受ける場合は、3日間で取得できます。

次に取得にかかる費用です。PADIオープン・ウォーター・ダイバーコースは6万円(税込)~、PADIアドバンスド・オープンウォーター・ダイバー・コースは7万円(税込)です。

なお、時期によってはキャンペーンを実施しており、割引を受けられる可能性もあります。お得にライセンスを取得できるチャンスなので、見逃さないようにチェックしましょう。

遊びの幅を広げるためにステップアップに挑戦!

Cカードを取得すればダイビングを楽しめるようになります。しかし、オープンウォーターは、最大水深や環境が限定されているためダイブポイントによってダイビングを断られる場合もあります。今よりもさらにダイビングを楽しみたい場合には、より上位のライセンス取得し、潜れるスポットを増やしましょう。