ダイビング器材って購入した方がいいの?費用相場も徹底解説

更新日:2023.04.10.Mon   投稿日:2023.02.08.Wed

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すでにダイビングライセンスを取得した方、そして、これからダイビングを始めようと思われている方の中には、「自分のダイビング器材って必要あるの?」「レンタルではダメなの?」という疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

また、自分のダイビング器材はあった方が良いのは分かっているのだけど、なかなか踏ん切りが付かず、購入していないという方もいるのではないでしょうか?

この記事では、ご自身の器材を購入した方が良い理由、また購入する際にご注意いただきたいことなどをまとめましたので、今後のダイビングプランの参考にしてください。

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※この記事は2021年6月21日に公開したものを随時更新しています

ダイビング器材(軽器材)の費用相場

ホワイトシリコンのマスクとスノーケル

ダイビング器材はレンタルが可能ですが、前述の通り、使い慣れたアイテムの方が上達も早く、いざという時にも素早い対応ができますのでダイビングを快適に楽しむだけではなく、安全に行うことができます。しかし、ダイビング器材を購入するとなると気になるのが費用。ここからは、ダイビング器材の費用相場を、器材別にご紹介します。

マスク・スノーケル 2万円~

ダイビングに欠かせない器材は多くありますが、最初に揃えたいアイテムがダイビングマスクです。ダイビングマスクを着けることで、水中でもクリアな視界を保つことができます。ダイビングマスクは、顔のサイズにジャストフィットしていないと快適にダイビングを楽しむことができないため、レンタルではなく購入がおすすめです。

フィットしていないとマスクに水が入りやすいことと、視力が悪い方は度付きのレンズを使用しながらダイビングを楽しむことができるのでおすすめです。

ダイビングマスクと一緒に揃えたいアイテムが、口につけるスノーケルです。ダイビングマスクとスノーケルは、接続部分の相性があるのでなるべく同じメーカーの製品を購入しましょう。ダイビングマスクとスノーケルのセットを選ぶと便利です。

ダイビングマスクとスノーケルは、セットで2万円〜が相場です。ダイビングマスクを度付きにする場合は、+1万円〜2万円ほどかかります。

ダイビングマスクの選び方については、下記の記事を参考にしてください。

【関連記事】
ダイビングのマスク選びは超重要!選び方のコツを伝授

フィン・ブーツ 1万円~

足に付けるフィンは、水中や水面で大きな推進力を得るための器材です。フィンには、かかと部分にゴムのベルトが付いたストラップフィンタイプと、足に直接フィンを付けるフルフットフィンタイプの2種類があります。着脱のしやすさや、足の保護機能の高さから、ライセンス取得時にはストラップフィンタイプとブーツのセットをおすすめする場合が多いです。

ビーチダイビングかボートダイビングかでも使用するフィンのタイプは変わります。ダイビングポイントには浜辺からエントリーをする場合もありますので、ダイビングブーツの上から履くストラップフィンタイプがよいでしょう。

フィンを選ぶ際に意識したいポイントが、ブレードの硬さです。ブレードは硬い方が大きな推進力を得ることができます。しかし、脚力が必要なため、脚力の弱い方はフィンの硬さに負けてしまい十分な推進力が得られない可能性があります。

そのため、脚力に自信のない方はブレードが柔らかいフィンを選びましょう。逆に、体重の重い男性や水泳・陸上競技などのスポーツ経験のある方など、脚力に自信のある方はブレードの硬いフィンが適しています。

ダイビングでは靴や靴下のような役割を担うブーツ。ブーツを履くことで、足をフィンずれから守ってくれます。そんなブーツは、フィンに合わせて選びます。

ストラップフィンを履く場合は底(ソール)の厚いブーツを、フルフットフィンの場合はショートブーツやソックスを選びましょう。ビーチでは岩場の上などを歩くこともあり、ソールの厚いブーツをおすすめします。

フィンの費用相場は1万円〜3万円、ブーツの費用相場は5,000円〜です。

ドライスーツとキャップ

グローブ・フード 2万円~

冬や水温の低いエリアでのダイビングでは、低体温症の原因になるため防寒対策が必須です。グローブとフードは防寒機能の高い器材です。血管が細い指先は、夏場でも寒さを感じやすいため、グローブを着けて寒さ対策をします。また、水中で手を傷つけない為の保護という意味でも使用していきます。

グローブは冬以外の季節に使えるスリーシーズン用グローブ、防水性や保温性が高いネオプレーン素材のウィンターグローブ、通気性が高く紫外線による日焼けから肌を守るメッシュ素材のサマーグローブなどがあります。グローブを使うタイミングに合わせて使い分けると良いでしょう。

フードは保温機能と保護機能があります。フードの保護機能とは、洞窟の天井部分にある岩や、上を泳ぐダイバーの器材にぶつかった際にフードの生地がクッションとなり、衝突のダメージを軽減する機能です。

フードは主に一般的なテープ巻き、保温性に優れたゴム巻き、軽快なフィット感のアジャスタブルフード、流氷ダイビングに適したアイスフードがあります。フードもグローブ同様、使うタイミングによって使い分けましょう。

主にフードを使用する時期は12月〜3月の4ヶ月間ですが、寒がりな人には11月〜4月くらいまでの期間をおすすめします。

グローブとフードの費用相場は2万円〜です。

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ダイビングフードの必要性とは?選び方や被り方を解説

ウェットスーツとドライスーツの費用相場

ダイビング器材って購入した方がいいの?

ウェットスーツ 5万円~

スーツもダイビングに欠かせない器材です。スーツはウェットスーツとドライスーツに分けられます。ウェットスーツは、保温機能、保護機能、浮力の確保といった役割があります。

ウェットスーツは、体にフィットしたサイズを選んでください。小さすぎると胸や首が圧迫されて呼吸がしづらくなることや体を動かしづらいこともあります。

逆に、大きすぎると水中で体を動かしているときに水が何度も入れ替わるので体温が奪われていき、低体温症の原因となります。市販の製品でジャストサイズが見つからない場合は、オーダーメイドでオリジナルのウェットスーツを作る方法がおすすめです。お近くのダイビングショップで相談してみましょう。

ウェットスーツの費用相場は5万円〜です。ただし、フルオーダーする場合は、さらに+1万円〜2万円ほど高くなる場合が多いです。

ドライスーツ 15万円~

ドライスーツとは、その名の通り身体が濡れずにダイビングが楽しめるスーツです。ウェットスーツに比べて保温性の高さが特徴的なドライスーツは、15万円前後が費用相場です。

ただし、費用は使用されている生地により大きく変動します。良い生地で作られたドライスーツは保温機能が高く、水温の低い場所でも快適にダイビングを楽しみやすくなります。ダイビングスーツの選び方について、詳しく知りたい方は下記のページをご覧ください。

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重器材(BCD・レギュレーター)の費用相場

ショルダーストラップのBCD

BCD 12万円~

BCDとは浮力装置のことです。ショルダーベルトで背負うショルダーバックルタイプ、ライフジャケットのような形状のジャケットタイプ、浮力袋が背中だけに付いたバックフロートタイプの3種類があります。

BCDを選ぶ際には、体重や胸囲に合っているか・重さ・使いやすさを重視しましょう。ショルダーバックルタイプは、体に合わせてサイズ調節しやすいため体の固い人でも着脱がしやすくおすすめです。

また、タイプによって空気の吸排気の仕方も変わります。インフレーターというホース型やレバー型などがありますが、20年以上前からある従来のホース型よりも、最近では吸排気の操作が楽で安全面も向上するレバー型が主流になってきています。

BCDの費用相場は15万円前後です。

レギュレーター 15万円~

水中で呼吸をするために欠かせないレギュレーター。シリンダー(タンク)の中には圧縮された空気が入っており、レギュ―レーターを装着することで、水中で呼吸をすることが可能になります。レギュレーターを選ぶ際は、呼吸のしやすさ、重さや大きさを重視しましょう。

タイプによって呼吸抵抗が変わりますので、ダイビング中の安心感や快適さが違います。また、重さは歯やあごへの負担なども軽減されるので自分の体格に合った大きさや重さを選んで購入しましょう。

レギュレーターの費用相場は15万円〜です。一見高く感じますが、一度購入すると10〜15年程使用できますので、1年間のレンタル代よりは安くなるでしょう。

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ダイブコンピューターの費用相場

TUSAのダイブコンピューター

ダイブコンピューター 7万円~

ダイブコンピューターは、安全にダイビングを楽しむために必要な器材です。ダイブコンピューターとは、無限圧潜水時間と呼ばれる水中でのタイムリミットを教えてくれる器材です。潜水開始してから現時点まで何分経過したか、今いる水深にあと何分潜れるかなどを確認できます。

ダイブコンピューターを選ぶ際は、見やすさ・使いやすさを重視しましょう。「無限圧潜水時間」「現在の深度」「潜水時間」の3点が見やすい製品であれば問題ありません。

ダイブコンピューターの費用相場は7万円〜です。最新のスマートウォッチ機能やカラー液晶がついているものは150,000円前後します。選び方を詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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安全なダイビングに必須!ダイブコンピューターの基本と選び方を解説

水中カメラの費用相場

水中カメラ 5万円~

必需品ではないものの、水中の幻想的な景色を写真や動画におさめたい方は水中カメラを購入しましょう。今ではダイバーの約8割がカメラを所有し、フォトダイバーとしてダイビングを楽しんでいます。

水中カメラは、防水性能・防水ケース(ハウジング)の有無を重視しましょう。現在、カメラは多種多様な製品が発売されています。しかし、製品により防水機能の限界水深が異なります。そのため、自分の潜る最大水深よりも高い防水機能を持つ水中カメラを選んでください。

また、水中カメラで撮影した写真をSNSで共有したい場合は、スマートフォンの連携機能の有無も確認した方が良いでしょう。

ハウジングに関しても種類があります。日本国内で最もユーザーの多い「TG」シリーズのカメラには、樹脂でできているタイプとアルミ素材でできているタイプの2種類がありますが、温度差によって水中で結露を起こさないことや、水底にぶつけた時や落下時の頑丈さからアルミ素材のハウジングを愛用される方も多くいらっしゃいます。

そんな水中カメラの費用相場はGoProやカメラ本体のみで5万円〜です。ただし、どちらもスキューバダイビングで使用する際にはハウジングが別途必要で、機能により費用が大きく異なります。

まとめ

ダイビング器材は購入した方がいいの?自分の器材を購入した方が良い理由は、水中世界をより楽しむため、トラブルを防ぐための安全面や快適性など様々です。費用相場は、マスク&スノーケルが20,000円〜、フィン&ブーツが10,000円〜、グローブ&フードが20,000円〜と軽器材セットであれば50,000円程度から揃えることができます。

ウェットスーツは50,000円〜、ダイブコンピューターや水中カメラは60,000円〜と欲しい方には手が出しやすいでしょう。しかし、ドライスーツやBCD・レギュレーターは100,000円を超えるので、自分に必要な機能やダイビングスタイルに合っているかをショップスタッフやインストラクターに相談し、失敗しないように購入しましょう。

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