ダイビングにはレギュレータが必須!選び方やメンテナンス方法を解説

更新日:2023.04.10.Mon   投稿日:2021.06.30.Wed

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ダイビングに必要なレギュレータとは

ダイビングに必要なレギュレータとは

ダイビングをする時に必須となるのがレギュレータ。これは、海中でも呼吸できるようにする器材のことです。素人だとあまり馴染みがありませんが、このレギュレータはファーストステージそしてもう一つセカンドステージと呼ばれるものが組み合わさっています。

ファーストステージの部分で減圧された圧縮空気を、さらにセカンドステージの部分で減圧し、マウスピースを通じて空気を供給する構造です。ダイビング初心者の場合はレギュレータをレンタルすることもできるのですが、口に咥えることから衛生面上気になるという方もたくさんいます。お値段も安くて100,000円以上と、なかなか手が出しにくいですが、マイレギュレータがあれば衛生面上のことも気にしなくて済みます。

ファーストステージ

ファーストステージとは、レギュレータとタンクをつないでいる部分のことです。さらにこのファーストステージの構造は2つにわかれており、バランスピストン方式と呼ばれるものや、バランスダイアフラム方式というものがあります。

バランスピストン方式は、お手入れが楽なのと、安定して空気を供給してくれるところがメリットになります。深度やタンク残圧に影響を受けず、空気の供給が安定しています。バランスダイアフラム方式もタンクの残圧に左右されず、劣化しにくい点がメリットになります。

セカンドステージ

一方セカンドステージとは、レギュレータの口に咥える部分を言います。空気を減圧して、タンクに入っている空気を吸える圧力にする役割があります。ファーストステージのようにタイプがわかれているわけでもなく、あまり違いはありませんが、流量調節ノブがあるものとないものがあります。

流量調節ノブとは、水中で呼吸がしやすいようにしてくれるものです。水中での呼吸は地上での呼吸と異なるため、自分が一番呼吸しやすい呼吸抵抗にしてくれます。

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レギュレータの付属品

レギュレータには付属品がいくつかあります。残圧計、オクトパス(予備の空気源)など、これらは別で買うというよりは、セットで購入することになります。その理由は残圧計やオクトパス(予備の空気源)がないと本来のレギュレータの役割を発揮しないのはもちろん、付属品のみをレンタルすることが出来ないからです。

レギュレータはどのように選ぶ?

レギュレータはどのように選ぶ?

レギュレータをどのように選べば良いのか迷ったら、どこに着目すべきなのでしょうか。色々なメーカーから、多くの機種が発売されていると初心者の場合は特に迷いますよね。デザインも様々ですし、気になる値段との戦いもあるでしょう。以下では、どのような点に気を付けてレギュレータを選べば良いかを詳しく説明していきます。

咥えやすいかどうか

レギュレータと言えば咥えて使うものですから、自分が咥えやすいかどうかは大変重要になってきます。もし水中でレギュレータが上手く咥えにくいものだったり、長く使っていると口が痛くなるものだったりすると使いにくいと思いませんか?空気を供給してくれるアイテムなのでよくチェックしておきたいところです。

デザイン

レギュレータ選びで遊び心を取り入れるなら、そのデザイン性にも着目してみましょう。自分の好みの色があれば惹かれるでしょうし、安い買い物ではないので長い間楽しんで愛用できるものが良いはずです。色、柄、形など、好きな見た目で決めるという方法もおすすめです。

重さ

レギュレータの重さも重要な選択ポイントになってきます。重いものの方がプロっぽく感じられて雰囲気が出るという意見もあれば、海外でのダイビングを考えている方は持ち運ぶためできるだけ軽い方が良いという意見も。考え方や使い方によって意見がわかれるのがレギュレータの重さです。性能によっても重さが変わってくることがあるため、レギュレータの重さも一つの選択基準としてみましょう。

首振り機能

首振り機能があるかどうかをチェックしてレギュレータを選ぶ方法もあります。初心者だと機能は便利なものが多い方が良いかもしれませんが、レギュレータを複数持ちたい、新しいものに買い替えたいという場合は機能が少ないものでも満足できるでしょう。首振り機能も、もう自分には必要ないと考える人、初心者なので補助はできるだけ欲しいと考える人と様々です。自分のレベルに応じてレギュレータを選びましょう。

価格

レギュレータを選ぶ時に一番気になるのは値段かもしれません。趣味として始める際には少々出費がかさんでしまいます。
レギュレータの相場は150,000~300,000円とかなり幅広いのが特徴で、値段は呼吸抵抗値や重さ、対応水温などで変わります。
基本的にレギュレータをはじめ、ダイビング器材は買い替えるものではなく、メンテナンスを繰り返して長年に渡り、使用するものなので、最初に値段が安くて機能が少ない機種を選んでしまうと、後々買い替えてしまうことになり、結果、値段が余計についてしまうことになってしまいます。
最初からある程度の機能が備え付けられている機種を選ぶ方が良いでしょう。

長く使うためにはメンテナンスが大切

長く使うためにはメンテナンスが大切

レギュレータを長く使いたいなら、きちんとしたメンテナンスは欠かせません。毎日使ってそのまま放置しているだけでは劣化が進んでしまいます。せっかく高い買い物をしたのですから、長い間愛用できるよう丁寧に扱いましょう。

日常的なお手入れ

レギュレータの日常的なお手入れは、使用後は真水で水洗いすることです。これを毎回するだけでもレギュレータの劣化は抑えられます。慣れてきたら簡単に分解して洗浄すると良いでしょう。ただし、無理に分解すると壊してしまう可能性もあるので、レギュレータの仕組みを理解してからにしてくださいね。レギュレータの分解に興味がある方は、しっかりとインストラクターから習い、どうすればキレイに保てるかを学び、面倒くさがらずに毎回メンテナンスを行いましょう。

保管方法

レギュレータは使用していない時の保管方法によっても劣化スピードが変わってきます。ご自宅などで保管する際は涼しくて湿気の少ないところで保管しましょう。置いておく時には、メッシュバッグやハードケースに入れて保管するのがおすすめです。また、レギュレータは定期的に使うということも重要なポイントなので、定期的にダイビングをしてレギュレータを作動していただけると長く愛用できることになるでしょう。

予備的メンテナンスでトラブルを予防

予備的メンテナンスによっても、レギュレータのトラブルを防止できます。マウスピースやホース、ゲージはしっかりとチェックしておきましょう。付属品の確認を怠らないことにより、レギュレータの劣化を遅らせることができます。このこまめな手間が、レギュレータを長期にわたって活躍させると思えばそこまで面倒にも思わないはずです。特に高級なレギュレータを買ったのなら、すぐに悪くならないようしっかりとメンテナンスをしましょう。

年に一度はオーバーホールを

一度使った後のこまめなメンテナンスの他に必要なのは、年に一度のオーバーホールです。オーバーホールとは、部品を分解して清掃・交換するメンテナンスのことです。
ほとんどの器材メーカーは年に一度のオーバーホールを推奨しており、また年に一度のオーバーホールが保証継続の条件となっているメーカーさんも多くありあす。
オーバーホールの時期ではなくても、「何か調子が悪いな~」と思ったら、購入したダイビングショップに持参し、インストラクターに相談してみてください。
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使いやすいレギュレータを選ぼう

ダイビングに必須となるレギュレータは、深く知ることで色々な種類があるとわかりました。値段にしてもデザインにしても性能にしても、それぞれ個性があるので自分が使いやすいと思えるものを選ぶと良いでしょう。

しかし、購入しないと実際の海で使うことができませんよね?購入前に実際の海でお試しで使用できるダイビングショップでご相談すると間違いないレギュレータ選びができるので、良いでしょう。

また、購入したらメンテナンスや年に一度のオーバーホールも忘れずに行い、毎回キレイな状態で使えるよう心がけましょう。ダイビングを趣味にするなら、レギュレータの扱いは知っておかなくてはいけないのでしっかり学ぶことが大切です。